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秋田のタカさん旅日記

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2014年 09月 20日

男鹿真山神社「なまはげ」祭り

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季節外れですが、写真ファイルから秋田の季節の写真を紹介いたします。
言わずと知れた秋田県男鹿の「なまはげ」秋田に居ながら冬の本格的な、なまはげを見たのは初めてでした。




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なまはげが真山から里へ下りてきました。
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なんとなく不気味な雰囲気が会場に漂い始めます。
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会場を暴れまくる「なまはげ」達。
特に小さい子供はなまはげ達にとっては格好の表的「なぐ子は、いねぇ~がぁ~」で小さな子供を追い立て、泣かせます。(笑)。
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散々暴れまくった「なまはげ」達は、最後に神主より「おもち」?をもらって山奥に帰って行きます。

伝統を受け継ぐ真山のナマハゲ

真山地区では古くから伝わっているという角のないお面をかぶり、二匹一組となって家々を練り歩く。ナマハゲは、むやみやたらに家々に入るのではない。ナマハゲを家に入れる主導権はその家の主人にある。

「先立(さきだち)」という役目をする者が事前に家の主人にナマハゲを入れても良いか否かを確認する。先立の合図を確認すると、ナマハゲに扮する二人の若者はウオー!という奇声と共に乱入する。

真山のナマハゲは、その動作一つ一つに昔からのしきたりがある。

やたらと動き回るだけではない。まず家に上がりすぐに四股(シコ)を7回踏む。これで初めて家の中を歩き回ることができる。
「ナマケモノの匂いがする」「ナマケモノはいないか!」などと、荒荒しい奇声を上げ畳を強く踏みしめながら歩き回る。そして、その家の主人が荒れ狂うナマハゲをなだめて丁重にもてなしナマハゲにお膳を添える。
ナマハゲは添えられたお膳に座る前に5回シコを踏む。ウオー!ウオー!と唸っているナマハゲに主人は酒肴をすすめる。
主人とナマハゲとの間で様々な問答が交された後、ナマハゲは来年も豊作であるよう祈願し、再び立ちあがり3回シコを踏みまた歩き回る。

家に上がってすぐ7回、お膳に着く前に5回、立ち上がる際に3回、「七・五・三」という男鹿真山のナマハゲ独自のしきたりである。ナマハゲはその家を立ち去る前に「来年もまた来るぞ!」と言い残し次の家へ向かう。ナマハゲは、その家の子供達が病気や怪我などせず幸福になれるようシコを踏むのである。

このナマハゲの伝承は今でも地域の人々の手によって受け継がれ次の世代へ、また次の世代へと継承されているのである。

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by kintarou776 | 2014-09-20 16:07 | 風景 | Trackback | Comments(2)
Commented by kiyooku at 2014-09-21 10:48
こんにちは
この季節に見れて、冬が楽しみに成りますね。
秋田に居ながら、シコの数や意味は初めて知りました。
分かり易い説明に感謝です。
Commented by 秋田のタカ at 2014-09-21 19:56 x
kiyookuさん。こんにちは!
撮りためてアップしていない写真がたくさんあり、時系列バラバラですが、これからも季節はずれの写真をアップします(笑)。


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